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Vパン・ハイカット型水着の利点
Vパン、ハイカット型の水着は、脚の可動域が広く動きやすいのがメリット。スパッツタイプやセパレートタイプと比べて脚ぐりが高いため、水着の圧迫による窮屈感がありません。キック動作がしやすく、上半身のトレーニング用にプルブイを使うときも、脚に挟みやすいです。
露出を抑えたい人には向きませんが、脚を長くきれいに見えるのもうれしいポイント。生地が胴体分のみなので、濡れたあと脱衣がしやすいのもVパン、ハイカット型の水着ならではの魅力です。
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Vパン・ハイカット型水着の歴史
Vパン、ハイカット型水着の全盛期は主に1990年から、2000年代初頭にかけてでした。当時は水着の表面積が小さければ小さいほど早くなると言われていたため、あえてサイズが小さいものを選ぶ選手が多い傾向にありました。しかし、2008年の北京オリンピックでレーザーレーサーという高速水着を着用した選手が、次々と好タイムをたたき出し、世界記録を更新していきました。それ以降、Vパン、ハイカット型の水着はあまり見られなくなり、ボックス型、スパッツ型の水着を着用する選手が増えていきました。


上2枚の画像:90年代~00年代の水泳大会の様子
下2枚の画像:現在の水泳大会の様子


Vパン・ハイカット型水着の現在
ボックス型、スパッツ型の水着が主流になった今、Vパンやハイカット型の水着を着用しているスイマーはいるのでしょうか。調べてみると、最近では一部のスイマーの中ではいるみたいです。大会時に着用する水着は、色々と研究がすすめられ、水の抵抗を少しでも減らしたり、少しでも体が浮くように作られているそうです。なので、そこではボックス型、スパッツ型の水着を着用する人が多いのですが、練習時で着用する水着はVパン、ハイカット型の水着を着る人も多いみたいです。最近では、Vパンよりも角度が緩いVタフと呼ばれる水着も出てきています。また海外の選手は、練習用の水着として、ボックス型、スパッツ型の水着よりもVパン、ハイカット型の水着が主流になっています。



水泳を習うなら・・・
子供の頃に、水泳を習っていた時に、スクール指定の水着がVパン、ハイカット型の水着だった人もいると思います。実際、私が通っていたスイミングスクールも、Vライン型のものでした。Vライン型の水着は、体にしっかりフィットし、水の抵抗もさほど受けず、スパッツ型の水着よりも、股関節の動きを非常にスムーズに動かせるため、とても体を動かしやすい訳です。また、泳ぐときには様々な関節を動かしますが、下半身は特に股関節の動きが推進力を生みだしますので、Vライン型(ブーメラン)が最適なのです。しかし、あくまでレースの際は100分の1秒の世界での戦いになるので、スパッツタイプの抵抗の少ない水着がベスト。泳ぎを習う際はVライン型が最適!ということです。

